◇◆会議録の性質◆◇

　まず、基本的なこととして、議会の会議録はどのようなものかについて触れておきます。
　

　�@永久保存の公文書

　議会の会議録は、地方自治法第１２３条で作成が義務づけられている公文書で、永久保存されます。また、過去から現在、そして将来へと継続して作成していかなければならないものです。
　会議録は、一定の期限が来ると破棄される多くの公文書とは異なる性質を持つ、極めて重要な文書と言えます。


　�Aまちの姿を知る歴史的史料

　会議録には、どんな議案(施策)が提案され、それに対してどんな指摘や批判がされ、どんな回答をしたのかが記されていますし、そうしたやりとりが行政にどう反映されていったかについて、会議録によって検証することも可能になります。
　したがって、会議録を読むことによって、そのまちの姿を知ることができますし、過去の行政の経緯を探ることもできるわけですから、そのまちの歴史を知る最も重要な手掛かり＝歴史的史料にもなります。

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