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2-7-403








◇◆会議録の作成◆◇




 @速記者による会議録作成

 前述のような性質や目的を有する会議録の作成には、専門家として速記者が主に携わってきました。

 その形態には、国会における審議風景などに代表されるように、資格を持った速記者が会議に臨席し、その場で発言を聞き取り、それを文章化し、経験豊かな速記者(責任者)の校閲・校正を経て完成させるというものです。

 速記者は、第三者の立場で公平・中立に物事を判断しながら、正確に発言を聞き取り文字化すること、つまり、だれの利害にも影響されないことが使命とされ、その使命を果たすため、速記の学習や実務での経験を通して技術を蓄積し、これまで職務に当たってきましたし、現在もその姿勢で職務を遂行しています。


 A録音などによる会議録作成

 近年、速記者の人材確保の難しさや、録音技術の発展・高度化などから、速記者を配置せず、録音によって会議録を作成するという手法に移行する議会が多くなってきています。
 また、一部の議会では、音声を自動的に文字化する音声認識システムを導入し、会議録作成に活用しています。

 録音による会議録作成は時代の流れとも言えますが、録音技術や音声認識技術がいかに進歩したとしても、それのみによって会議録作成が完結するものでは決してありません。
 正確な会議録とするためには、人間の目と頭脳の介在が必要であり、議会事務局の皆さんも、その役割を担うことになるとお考えいただければと思います。


 B議会事務局の皆さんと受託者の関係

 最近、多くの議会では、会議録作成に関して、その工程の一部や相当部分を委託していますが、その際にお考えいただきたいのは、「会議録は、議会事務局の皆さんと受託者が役割を分担し、協力して完成品にたどり着くもの」ということです。

 会議録は、決まった形のものを製造するのとは違い、千差万別な発言を相手に、一つ一つ手づくりで仕上げていかなければなりません。 完成させるまでの工程では、さまざまな問題点が頻出しますが、それらを解決するためには、両者の知恵と力ほ集めることが必要です。

 そうしたことができれば、よりより成果品につながると考えますので、議会事務局の皆さんには、受託者との役割分担、連携協力についても意を用いていただければと思います。


 C疑問点などのお問い合わせ

 会議録の作成、つまり発言の文章化という作業は、相応の知識や技術とともに、丁寧さ、慎重さも求められるものです。言いかえれば、かなり難しく、手間暇がかかる作業ということです。

 このことは、議会事務局で会議録を担当している皆さんにも理解いただけると思いますし、その難しさゆえに、悩む場面も多々生じているのではないかと思います。

 発言記録の専門家集団である当会としては、そのような状況を少しでも解決するため、会議録に関する疑問点などに関する皆さんからのお問い合わせに対応させていただくこととしました。
 また、お問い合わせを通じて、皆さんとともに、会議録のありようについてさらに研究を重ねていきたいと思います。




※表記や表現、会議録に関する疑問点など、「お問い合わせ」はこちらから






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